2012年にアメリカン・スズキ・コーポレーションが倒産。
米国市場からの撤退に伴い米国内でのスズキ車生産及び新車販売も終了しましたが、まだまだ米国内を走るスズキ車は多く、米国中古車市場にも多数の在庫があります。
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アメリカン・スズキ・モーターコーポレーション
2012年以前、アメリカン・スズキ・モーターコーポレーションは、当時Samuraiの名で知られていたジムニーの他に米国市場最低新車価格の4駆であるSX4、キザシ(セダン)、ヴィターラ(エスクード)、イクエーター(トラック)などで知られていました。
ところが、一部のオートジャーナリストの熱狂的な支持に反してスズキは当初加速し始めていたハッチバック・SUVの爆発的とも言える流行に乗り遅れてしまい、その後体制の立て直しも叶わずアメリカ撤退を余儀なくされます。
修理・メンテナンスのサービス・部品販売は継続
2017年に編集されたオリジナル記事によると、スズキは米国市場撤退後もディーラーでの部品交換を含む各種メンテナンスサービスは継続して行う予定のようです。
スズキに限らず北米で中古車を買う際の重要なポイントは、
- 修理のための部品交換が容易にできるかどうか
- その車の修理する技術を持つエンジニアが近くにいるのかどうか
という2点が挙げられます。
北アメリカにおける車検のような法定の定期メンテナンスには基準や周期のばらつきが多く、毎年実施しなければいけない地域もあれば新車・中古車登録時のみの場所もあります。
アメリカの中古車市場にはJDM(日本直輸入の中古車両)のジムニーも多数存在します。
しかし、日本で生産された車をアメリカ・カナダに輸入する場合、生産から15年が経過していなければならないという規定があるのです。
その上、660ccエンジン・右ハンドルの車両は海外ではとても珍しいため、現地のスズキディーラーであっても修理が難しいというケースもあるかもしれません。
海外のジムニーファンによって作られたジムニー同好ウェブサイトを紹介!
検討の余地はあるのか?

出典:ooyyo.com
中古のスズキは値段もお手頃で、中古で1台30万円〜70万円前後で取引されています。
メンテナンスをマメに行う自信があり、なおかつ行動エリア圏内にディーラーが存在するのなら、ジムニーを含め同価格帯の車よりも頑丈で走破性も高い傾向にあるスズキの4輪駆動は十分選択肢に入るでしょう。
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