昔、ジムニーがアメリカの軍用車として利用されていたという話をご存知だろうか?
なんでも試験的に200台ほどのジムニーをアメリカ軍が購入したことがあるというのだ。
記事によるとにはLJは結局日本へと送り返され、日本の警察で利用されることとなったとある。
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ジムニーと米軍の関係
ページトップの写真のジムニーは1970 Suzuki PKと呼ばれるモデルだそうだが、米軍で現役利用されていた当時は写真のモデルにフロントグリル用の追加パーツが装備されていたという。
このPKという名前については諸説あるが、実際にアメリカに輸入された最初のジムニーはLJ10と公式に呼ばれていた。
LJの由来は、Light Jeep(軽量級ジープ)だそうだ。
このモデルは1967年、当時日本に存在したホープ(英:Hope Motor Company)という企業により設計・開発がなされていたが、1968年、スズキがその設計書と販売権を買収したという歴史がある。
ジムニーのアメリカ上陸は、当時の日本のスズキ本社による販売戦略ではなかった。
カリフォルニアにあるIntercontinental Equipment Corporationと呼ばれる会社がジムニーを独自に輸入し、その在庫のほとんどがカリフォルニア、ネバダ、アリゾナで取引されたという。
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LJ10
その1970 LJ10に搭載されていたのは5,500rpmで24hpに到達する、359ccの小さな2シリンダーエンジンだった。
ギアは低速用で固定されており、27.5度までの角度の斜面を登ることができた。
引き換えに、このエンジンで到達できる最高速度はたったの80km/hだったという。
また、スズキはLJ10にCCIオイルインジェクションシステムを導入していたため、シリンダーとクランクシャフトにオイルが自動でいきわたるようになっており、手動でオイルとガソリンを混ぜる必要がない点が当時は画期的だった。
米軍軍用車としてのジムニー:真偽
軍事利用されていたという根拠は、とある軍用車の博覧展でジムニーが軍用車として展示されていたという写真付きの情報である。
しかし、ある車の博物館のウェブサイトによればジムニーが軍用目的に使われたと記録はないとある。
実際の米軍のジムニー利用については諸説あり、情報量の少なさから詳細は定かではない。
これから先、さらなる情報が発表されることに期待する。
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オリジナル記事(画像ソース):U. S. Army 1970 Suzuki Jimny
その他参考記事1:Highlights from the 2012 lola Vintage Military Show
その他参考記事2:Suzuki Jimny- 1974
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