英モーター紙TopGearによると、日本のスズキジムニーがイタリア警察・カラビニエリの公用車ラインに追加されたそうです!
カラビニエリは警察軍とも呼ばれ、イタリア政府が所有する陸軍、海軍、空軍に続く第4隊目の武装憲兵隊であり、その任務は国内での治安維持が中心となっています。
イタリア国家憲兵:カラビニエリとその軍用車
イタリアに巣食う犯罪者ども、よく聞くがいい!
カラビニエリがジムニーを得た今、正義への抵抗は無意味である。
小ざかしく逃げ回る犯罪者をとっつかまえるため、カラビニエリは長きにわたりアルファロメオからロータスまで「速い車」を優先してパトカーに採用し続けてきた。
ところが、今回イタリア政府は一体何を思ったのやらアルファロメオに比べると400馬力もパワーに差がある日本製の小型SUV、スズキジムニーをパトカーのラインナップに加えることを決定したのである。
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ジムニー as パトカー 期待とポテンシャル
インターネットよ、パトカーとしてのジムニーをお目にかけようじゃないか。
無法者ども、この世界一Kawaiiパトカーの前に跪く(ひざまずく)のだ!
まるで獰猛(どうもう)なシェパードから小型の愛玩犬に乗り換えるかのような采配…カラビニエリには、ジムニーの愛らしさでもって犯罪者の戦意を喪失させ逃走犯追跡の手間を省こうなどという作戦でもあるのだろうか。
山の中などの非舗装路が頻繁に追走劇の舞台になるというならまだしも、そうでなければスピードでこのリトル・ジムニーに速さで劣る車などこの世のどこにあるというのだろうか…
パトカーとしてのスペシャルカスタムを担当したのは「フォカッチャグループ」と呼ばれる会社である。
スペックや能力はオリジナルのまま、ペイントとルーフのライト以外に特に変更点はないが、なんとなくいい感じにまとまっていることは認めよう。
ジムニー採用、真の理由とは?
今回、カラビニエリに追加されたジムニーは全部で10台だが、カラビニエリはそれとは別に55台のスズキ・イグニスを所有している。
「カラビニエリがジムニーを選んだ真の理由は、オンロード・オフロード関係なく走行ができるジムニーは国内の治安維持活動にあたってそれぞれの管轄区を担当する部隊の機動力に貢献できると考えられたからです。」
まあ当然なのだが、いたって普通の理由がそこにはあった。
しかし、ジョークとはいえジムニーはカワイイは正義!を現実に体現していると言っても過言ではない。
なぜなら、パトカージムニーの愛らしさを目にした瞬間ジムニーの前にこの身を投げ出し犯してもいない罪を告白する覚悟が筆者にはできてしまったのだから。
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オリジナル記事(画像ソース):Hand yourselves in, the Suzuki Jimny police car is here
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