英モーター誌TopGearより、第4世代ジムニーの耐久性についての記事を見つけましたので翻訳してみました。
【英誌TopGear】第4世代ジムニー、2019年EUでの評判はいかに?
僕たちはジムニーが大好きだ!
可愛いし、実用的だし、何よりも道無き道をひたすら進むことの楽しさを分かち合える車だと思っている。
ただし洗練されているかっていうと、そうでもない。
いい意味でも悪い意味でも、レトロなのである。
運転アシスト機能も他社製の車と比較すると最低限にとどまっている。
それは見た目だけの話ではなく、構造的にも言えることだ。
要は、事故が起きた時にはそれなりの覚悟を必要とする車ってことだ。
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ジムニーのEuro NCAPスコア
最新のEuro NCAPによる事故耐性スコア検証では、ジムニーのセーフティスコアは星3つ。
衝撃耐久テストでは、フロントエアバッグの空気圧が低いこと、助手席周りのフレーム・パーツの脆弱さが指摘された。
運転手の胸部周辺の安全性については特に問題視され、安全性の評価スコアは合格ギリギリの最低レベルにとどまった。
「乗員の下半身への保護性能はそこそこ、なんてコメントも見かけるが、実際にはインパネ、ダッシュボードの構造が衝突時に破損、乗員の怪我に繋がる危険性が指摘されています。これもあり、ジムニーの安全性は非常に低いという評価が下りました。」
「フロントシート、ヘッドレストによる鞭打ちに対する保護性能は最低スコアをマークしました。構造理論上、後部座席の安全性は十分です。また、低〜中速運転中の自動ブレーキの精度・機能性にも特に問題はありませんでした。」
※Euro NCAP‥ヨーロッパで実施されている自動車安全テスト
まとめ
写真は車両側面の衝撃テスト。
オリジナル記事にある動画で、衝撃により変形したジムニーの姿を確認できる。
いくらジムニーが耐久性について割り切っているといえども、この様子ではFiatのパンダ(4×4)との衝突さえも耐えられそうにない。
問題は、リスキーな運転が好きな走り屋というのはどこにでも存在するし、そういう人たちは車の耐久性についてあまりこだわりがないことが多いということ。
ケーターハムしかり、バイクしかり。
まあ、向こう見ずっていうのも人間らしさの一つの要素ではあるよね。
つまり、僕たちはジムニーが大好きだけど、安全性について言えばドライバーが気をつけられることは気をつけなきゃってことだね。
オリジナル記事(画像ソース):The new Suzuki Jimny isn’t very good at crashing
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