スズキが撤退した後も、アメリカの地でひっそりとジムニーのカルト的な人気を守り支え続けるジムニーファンサイト、「Zuki offroad」。
そのサイト上で管理人一番のオススメ記事として掲載されていたのは、カリフォルニア州で2014年に開催されたオフロードレースに’88年製のスズキジムニーを改造して挑んだJoshua Hardy氏の記録でした!
海外のジムニーファンによって作られたジムニー同好ウェブサイトを紹介!
2014 Top Truck Challenge
トップトラックチャレンジとはカリフォルニア州のオフロードコースで同志たちによって開催される4輪駆動オフローダーによるレースの一つです。
4駆ローダーのキャパシティテストを目的として1993年に最初に開催され、以来「史上最強4駆ローダー決定戦」としてほぼ毎年開催されていたようですが、2018年10月に投稿されたオリジナルの記事によれば、2015年6月の開催を最後のレースとして23年の歴史に幕を下ろしてしまったようです。
Joshua’s 改造ジムニー@トップトラックチャレンジ2014
こちらの写真がハーディー氏所有の改造ジムニー。
ハードコアですね!
残念ながら、どちらの人物が氏なのかについては記述がありませんでした。
まず氏はスチールパイプを使い121インチのホイールベースを持つフレームを作製、さらにChris Smith氏の協力を得て外殻ケージを追加します。
このジムニーのユニークな点は、本体に対して大きすぎるタイヤを車両の前部から飛び出す3.6トンのフロントウィンチで支えているのが一点。
これにより、バックアップウィンチへの容易なアクセスが可能になりました。
その後、地元のホームセンターで購入した鮮やかなハンターグリーンのペンキで改造車両本体とこれまた自作のホイールを塗り上げます。
内装ではハンドルをクイックリリース仕様のものに変更、カスタムコンソールとO’Reillyゲージを追加し、更に不要なインパネを取り除きます。
カーゴエリアにはバッテリー、ヘッドユニット、スピーカー、リカバリーツール、圧縮空気タンクなどが搭載されました。
さらなる詳細情報は以下の通りです!
改造ジムニー スペック詳細
- 所有者:ジョシュア・ハーディー(カリフォルニア州ホリスター)
- モデル:1988 Suzuki Samurai(ジムニー)
- エンジン:Chevy 350ci V-8
- トランスミッション:TH400
- トランスファーケース:Advance Adapters Atlas II, 3.8:1
- サスペンション(前):Four-link・F-O-A 18-in-travel remote-reservoir coilovers・4-in-travel F-O-A 2.5 bumpstops・limit straps
- サスペンション(後):Four-link・Knight Stalker remote-reservoir nitrogen shocks・4-in-travel F-O-A 2.5 bumpstops
- アクスル:2-1/2 ton Rockwell・Mudpro Metalworks Mohawk pan・welded spider gears(前後)、steering reinforcement kit(前のみ)
- アクスルレシオ:6.72:1
- ホイール:20×11 homebuilt beadlock
- タイヤ:19.5/46-20LT Mickey Thompson Baja Claw
DIYもここまで本気でやると達成感が違うんだろうなという印象ですね!
オリジナル記事(画像ソース):Top Truck Challenge 1988 Suzuki Samurai
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